『 鎧・サムライゾンビ 』
最近ほぼ固定しつつあるイロモノ映画専門トリオ(苦笑)瀬上さん、高枝さん、そして私の3人で東京単館、全国でも3館、上映期間2週間ポッキリというホントにどーでもよさそうな映画(それでも敢えて見にいくのが本当の酔狂ってもんです)、『 鎧・サムライゾンビ 』を見てきました。いやー、ビバ!B級ホラーって感じですね。この映画は桜塚やっくん(植田浩望)が男装して(苦笑)映画デビューということが一番ウリのポイントかもしれませんが、我々に言わせれば「相変わらず仕事を選ばない荻野目慶子」「吹越満の勿体ない使い方」「いつの間にかこんなんなっちゃったいしだ壱成」で片付けられてしまう感じです。(爆)
なんつーか、そもそもホラー映画にストーリー上の精密性なんて求めるのが馬鹿馬鹿しいものですが(そういう意味では『 サイレントヒル 』がマイ・ベストホラー&ゲーム原作映画)、あまりに説明不足なんでそのつもりなかったのにパンフ(500円。今時安い)買っちゃったじゃないか。(笑)まあ簡単に言うと……山中でドライブを楽しんでいた平和な家族4人が突然逃亡中の銀行強盗に襲われカージャック、言われるままに車を走らせるうちに立ち入り禁止の廃村がある地域に入り込み、そこで車がアクシデントに見舞われ立ち往生。脱出を試みる彼らに次々と襲い来る呪いの魔の手……!!(ジャジャーン!)いや、この「ジャジャーン!」ね、別にシャレじゃないんですよ。ある意味この映画見てて笑えたのがいちいち恐怖シーンで時代劇ばりの歌舞いた効果音が入って、リプレイ3回ぐらい繰り返すしつこさとダサさに大笑いしてしまいました。なんなんだ、この演出。(笑)あと狙いに狙った感はありますが、登場人物の一人の若い警察官がご臨終になるシーン(=生首が宙に浮くシーン)で突然韓流ドラマばりの彼と彼女の甘い思い出が走馬灯となって挿入される辺りもあまりにセンスのねえ演出に爆笑でした。ギャグですよね、あれは。で、まあ一応「サムライ」なんで、戦国時代から続く怨念が物語の主軸ではあるんですが、チープで出血量だけハンパねえスプラッタぶりとかまさにB級ホラー!CGは微妙にぎこちないし、オヤクソクは守ってくれました。(笑)ビジュアルのイメージカラーが黒・赤・白という初っ端から仲間割れしている銀行強盗トリオは、やっくん(黒)がニヒル系ヤンキー(でも自分の女がいるくせに女子高生に手を出す気はある中途半端さ)、AV女優あがりの紅一点(赤)がいわゆるアバ●レ女、そして一番謎なのがいしだ壱成演ずる車に轢かれようが、銃で撃たれようが、屋根から落ちようが、脱腸しようが、大事なトコロを噛み切られようが平気な変態男(白)です。最初あまりに不死身なんで(何が起っても「死んじゃうじゃん!」と言って立ち上がる)こいつもゾンビなのかと思った。なんなんですか、あの説明なしの不死身っぷりは?謎のまま終わっちゃいましたよ。(その説明を期待してパンフ買ったのに)それにいしだ壱成の起用について「清潔感のある人にトンデモないヨゴレ役を……」なんて書いてありましたが、そもそもいしだ壱成に清潔感なんてあるか?(爆)まあ個性的……という表現が良さそうな容姿の人だとは思ってたけど、今回あまりにキモくて我々3人共観賞後にパンフで確認するまであれがいしだ壱成だなんて気づいてなかったんですけど。いやあ、キモさは凄かったですよ。……なんにせよ逃亡中の犯罪者にしちゃ派手過ぎんだよ、オマヘら。そして仕事を選ばない荻野目慶子熱演のお母さん。やはり母は強し!ですな。一番のへっぴり腰が我が子の危機となったらショットガンぶっ放し、銃剣で闘うファイティング・マザーに…!(でも足技ができないのでコケまくる)今まで見たこともない妻の勇姿にお父さん(既に生首)は草葉の陰で泣いていたかもしれない……。あ、あと肝心のゾンビですが……確かにキモいし強いんだけど、あんまりインパクトなかったっス。(いいのか)どうやら全部で8体いるみたいなんだけど、とりあえず出てくるのは3体。刀使いと金棒使いと弓使い。個人的に弓使いゾンビはアイパッチしてたり、復活時に地面から無数の矢が飛び出して、落ちてきた矢を自分の背中にドスドス刺して、それを抜いて攻撃するという設定がちょっとカッコよかったかな。(弓使い贔屓ですから)まあ内容が内容ですから、これ以上説明することはあるまい。(苦笑)
ちなみに、先日の日本アカデミー賞では『 おくりびと 』が総ナメだったみたいですね。うん、納得のいい映画でしたよ。
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